マメ吉の一周忌
昨年10月17日、マメ吉がこの世を去った。1年経っても、まだ、納骨できずにいる。
毎朝マメ吉にお供えするのは、ラベンダーの香りのお線香。
病気らしい病気はしなかったマメ吉だけれども、15歳のお誕生日を迎える頃から痴呆の症状が出始めた。手はかかるようになったけれど、マメ吉と濃密な時間を過ごすことができるのが幸せで、一日一日がとても大切だった。
1年前の今日のお昼少し前、マメ吉はリビングのクッションに横になっていて、マメ吉ママはその傍らでパソコンに向かっていた。ふと視線を感じて顔を上げると、こちらを見ているマメ吉と目が合った。「お水が欲しいの?」と声をかけ、お水の支度をしてマメ吉を抱き上げると、いつもと様子が違っていた。「マメ吉、マメちゃん、マメタン・・・」と何度呼び掛けても、いくら揺すっても、マメ吉は何も応えてくれなかった。あの時すぐにマメ吉を抱っこしていたら、マメ吉はマメ吉ママの腕の中から旅立つことができたのに、と今以て悔やんでいる。いつか「虹の橋」でマメ吉をぎゅっと抱き締める時まで、後悔の念が消えることはない。
3歳
「マメ吉が息をしていないかもしれない」と震えながら病院にお電話したら、「5分間、人工呼吸をして駄目だったら連れて来なさい」と言われた。長い長い5分間だった。マメ吉は二度と目を開けてくれなかった。今思えば、病院に連れて行ってもどうすることもできないと、先生方もスタッフの方々も充分わかっていらした筈なのに、それでも受け容れて下さったのは、マメ吉ママを落ち着かせるためだったに違いない、と深く感謝している。
この6月、病院は我が家からすぐの所に新築・移転。お引越し祝いに伺った時、先生に「まだ泣けて仕方ない」とお話ししたら、病院のブログにメッセージを載せて下さった。
「マメちゃんのママ・・・、悲しみはやがて思い出と笑顔で向き合える時間をくれるので、一緒にその時を待ちましょうネ。」
ゆみ先生、もう少し、時間がかかりそうです・・・。
☆在りし日のマメ吉とラベンダー畑☆
5歳 山梨
7歳 山梨
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13歳 山梨
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